TAKUICHIROU FUJIKI

ご挨拶GREETING

政治の仕事の本質とはつまるところ他人の人生や地域の暮らし、業界の営みの中に在る重い荷物を自らの意志で背負い込む作業です。 そしてそれは事と次第によっては確かに政治家自身にとってもきつい荷物となります。
しかし事の重大さ深刻さを自覚することができれば、当事者に対し何とかしてその荷の重さから解放してあげたい。 何より自身もこの荷から解放されたい。そんな張り詰めた思いの中で、この情況を改善すべく今ある制度の構造的欠陥を指摘し、自身が提起する制度の改善や創設、事業予算の確保など行政側を動かす為に必死になって努力する。 当然、行政や周囲の議会人又はその関係者は私に問うて来ます。 そんな大胆なことができるのかと。何よりその解決策は本当に正しいのですかと。
そこで私は課された自身の道義的正当性や論理的正当性を証明し続けねばなりません。 何より身に潜む自身の偽善や欺瞞を自覚させられ、様々な葛藤を身に抱えながら行政に対し主張を続けて行くのです。 荷は自分の意志で降ろすことは決してできません。 何故か。私が諦めてしまえば結局は誰も救えず、全てはそこで終わってしまうと分っているからです。
しかしそうやってあきらめずに耐えて忍び、思いを込めて伝え続けて行けばいつかその荷の一つ一つが確かに降ろされ、片付いて行く。 そしてその瞬間!まるで同志のような僕の大切な人々の顔がほころび、満足げな顔がそこにあって、次の課題へ、そしてさらにその次の課題へ!という気持ちになって行くのです。 そういう意味では議会人にとって仕事の姿勢とは自身の待遇でもなければ地位でも名誉でもない。 ましてや自己実現や自己表現の道具なんかでは断じてない。実現した正義。事態から解放された人々。解決し得た安堵感。 そのような事の為なら多少の混乱や軋轢、リスクやダメージがあってもこれを恐れず、自らが解決する!解決し切るんだとの強い覚悟をもって伝え続ける作業なのです。
私が敬愛する武者小路実篤の言葉に『この道よりほかに我を活かす道無し。この道を生きる。』というものがあります。 私は現役世代の代表として10年後20年後の次の世代に立派な佐賀県を遺す為これからもいよいよ強力に物事を進めて参ります。

佐賀県議会議員団会長藤木 卓一郎

  • 議長室にてサガン鳥栖経営陣と

  • 中山間地域における災害復旧工事のあり方について現場の皆さんから意見聴取

  • 防衛省にて岸防衛大臣と

  • 国立病院機構 肥前精神医療センターの院長上野雄文氏と強度行動障害に対する意見交換